Monday, November 04, 2002
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第9回「廓湯」

所在地:名古屋市中村区大門
営業時間:16:00〜23:00(たぶん)

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 以前、漂流本誌において中村区大門の銭湯を酷評した事があります。
酷評の理由は、その銭湯が見掛け倒しだったから。
具体的にどう見掛け倒しだったのかというと、外観はこれでもかという位、立派な入母屋造の木造建築であるのに、内装はキレイに改装され味気ない羊頭狗肉銭湯だったからです。そんなワケで酷評をくだした、のです。その時は。

しかっし、その後、様々な銭湯を浸かり歩くにつれ、大門の銭湯に対する評価が軟化していきました。
だってさー、この21世紀にはさー、羊頭狗肉チックな銭湯すらないんだぜー。
フロント式だったり、発券機があったり。なーんの面白味もない銭湯が多い中で、「立派な入母屋造の木造建築」というウリだけで充分じゃないの?とも思うようになりました。多少、評価のボーダーを下げたわけです。

銭湯は生き物ですから、柔軟に対応する事も重要でしょう。
そうなのか?
そんな理由から、今一度訪れる事にしました。
この大門の銭湯に。

銭湯周辺の街並み。
なかなか強力なうらぶれ感が漂ってます。
つげ義春漫画の見開きの1コマみたい。
 出ました。入母屋造!コレだけでヤラレますね。
「これをオカズにどんぶり飯3杯食えるぜ」並みのヤラレ具合です。けど、自販機が残念なポジションに配置されてるなぁ〜。
額縁広告なんてのもあります。
このヘルシー志向時代に「一家の健康は肉食から」というコピーはなんともエポックメイキングです。
脱衣室。
中央にテーブルと椅子。女湯と男湯を隔てる壁には大鏡。格子天井。スタンダードな配置です。でも、このスタンダードな領域まで到達していない銭湯が多いんですよね。スタンダードさのありがた味を再認識出来ます。
←浴室。
出すのはお湯のみ!
そんな有無を言わさないカランが並びます

お湯と水、両刀カランの一角。アリーナ席と言えます。
さらにその脇には、飲料水の噴水蛇口があります。
浴室内にはコレ1個だけでした。レア度高いね。
おそらく「GET ON」誌上では5つ星でしょう。
浴室から上がり、立原啓裕似の番台のおやじさんに話を聞くと、創業は大正時代、モザイク画を設置したのは昭和30年代だと教えてくれました。廓湯はもともと遊郭であったとの事で、廓湯という名前もそこに由来しているとの事でした。「でも表に出てる看板には草津温泉って書いてありますよね」と僕が看板について触れると、「そりゃアレだよ。昔は薬湯があったんだからよ。だから草津温泉なんだよ。今は電機湯だけどよ。」と脇で着替えていた大地康夫を20年くらい熟成させたような風体のおじさんが語ってくれました。
これが看板。中央に草津温泉、左に廓湯の文字が見えます。
壁一面には裸婦のモザイク画が。圧巻です。
おまけ。
裏手にまわったらコインランドリーがあったぜ!

イメージキャラクターのランドリー君(憶測)のプレートもキュートだね!
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